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胃の粘膜から発生する　胃がん。年齢と共に　発生しやすくなりますが、早期胃がんは、ほとんど　症状が　ありません。そのため1年に1度くらいは、検査を行い　早期発見が重要となります。国立がんセンター中央病院胃癌グループの統計によると　早期発見で　治療を　スタートすれば　5年生存率は、71.4%、StageIで91.2%、StageIIで80.9%、StageIIIで54.7%、StageIVでは9.4%　で　症状が　見られないうちから　検査を行うことが　大切です。

症状が　すすむと　食思不振、悪心・嘔吐・胸焼け・腹痛・腹部不快感・吐血・下血等の症状が　みられます。早期は、無症状で　発見が　遅れることが　多いため　年に1度の定期検診は、忘れずに　済ませておきたいものです。

男性は、肺がんに次いで　多いのが　胃がんで　前立腺、結腸、肝　肝内胆管および直腸がんと続きます。女性で最も多いのは、乳がんで、次いで胃がん、結腸、肺がん　と続きます。胃がん患者は、男性18.2％、女性12.7％　です　

最近の研究結果では、ヘリコバクター・ピロリ菌の陽性者が　胃がんになりやすく　胃がん患者の胃の内部からは、ピロリ菌が　高確率で検出されます。自宅郵送キットで　胃がん検査を行う場合、ピロリ菌感染をスクリーニング（ふるいわけ）をしピロリ菌に感染時の抗体を調べます。

郵送キットでは、血液で、ピロリ菌に感染の有無を調べます。ピロリ菌は、胃の内部に生息する細菌で、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃炎などの原因となります。

胃がんにかかりやすい人

1. 食塩の多い食事
2. 喫煙者
3. アルコールを飲む人

食塩の多い食事は、胃がんの発生リスクを高め　たばこを吸う人は吸わない人に比べて2倍　胃癌になりやすく　お酒を飲む人は、2倍から胃癌になりやすいといわれています。

50歳以上の日本人の8割は、ピロリ菌に感染しているといわれています。胃がんや　胃潰瘍の発症を防ぐために　除菌をしている人も　多くなりました。2013年2月からピロリ菌の除菌に健康保険が適用になったからです。しかし　ピロリ菌の除菌をしたから　胃がんの発生リスクは、減るもののゼロになるわけでは　ありません。　

ヘリコバクターピロリの除菌をしたあとも　定期的に内視鏡検査を受けX線検査による胃がん検査を受けることが必要です。

画像　ヘリコバクター・ピロリ