クラミジア　潜伏期間 と 症状 自覚症状なく 感染を広げることも・・

性器クラミジア感染症（せいきくらみじあかんせんしょう）は、クラミジア・トラコマチス(CT)が尿路や性器に感染することで　起こるもので　性感染症STDの1つです。日本では、クラミジアの感染者は、1000万人以上と　いわれており　1番多い性病です。クラミジアの潜伏期間は、3日〜3週間。潜伏期間は、無症状でも　感染はします！

（厚生労働省　性器クラミジア感染症　性感染症報告数の年次推移より作成）

自覚症状が　乏しく無症状のまま　本人も感染に気付かないまま　保菌していることも多く　注意が必要です。女性の場合、子宮頸管炎・子宮内膜炎･卵管炎になりやすく　男性の場合、前立腺炎・副睾丸炎（精巣上体炎）・肝炎・腎炎になりやすいといわれています。

性器クラミジアに感染していると、他の性行為感染症やHIVの感染リスクを3〜5倍に高めてしまいます。セックスパートナーと一緒に　コンドームを　使用します。しかし　アナルセックス、性交・フェラチオ・クンニリングスなどのオーラルセックス・キス（ディープキス）が　主な感染経路で　咽頭感染の場合、激しいキスでも　感染率が高くなります。

男性が、性器クラミジア感染症に感染すると、尿道から透明な膿が出ます。また　男性性器に痛みを伴うこともあります。
女性の場合はおりものが増える程度で　自覚症状に　乏しいので　注意が必要です。クラミジアは、治療薬　ジスロマック（ファイザー製薬）が有効です。

男性の場合は泌尿器科・性病科、女性の場合は産婦人科・性病科を受診します。クラミジアと淋菌は、同時感染が　多く　　のど淋菌　のどクラミジアも　合わせて　チェックしておくと安心です。

クラジミアは、100代　20代の若い感染者が多く　最近は、高校生の感染者の増加が　深刻です。高校生の性交経験者の女子の、13.1%、男子の、6.7%が　クラジミア感染症に　かかっており　クラミジアが猛威をふるっていることが　明らかになっています。先進国の中でも　若年層の感染率が　高いのは、日本だけ。アメリカで同年齢の子に調査をしたところ　1〜2％であることから　世界最悪の実態といえます。性交を始める年齢が　低いことや　クンニやフェラといった　口を使った　オーラルセックスも　一般的になっています。クラミジアの若年化は、増加の一途をたどっています。性行為によって感染する感染症の知識を　深める必要があります。

クラミジアに感染しても、無自覚で　感染に気付かない子がほとんどです。しかし　男女間で　互いに感染する　ピンポン感染により大人の予想をはるかに超えて　広がりをみせているのです。　

高校3年生で　37.3%の男子が　性交を経験しており　女子の45.6％が　高校3年生で　性交を経験しており　高校生のクラミジアの蔓延な深刻な状況となっています。（2002年統計）